「やったー」「優勝だー」 プロ野球楽天が初優勝を決めた26日夜、楽天ファンが集まるJR長野駅前(長野市)の居酒屋「HASHIRA」では、ほぼ満席となる約30人の客がテレビ中継で優勝を見届け、歓喜の美酒に酔いしれた。 同店は、楽天の聖沢諒(りょう)選手(27)=千曲市出身、松代高―国学院大卒=が「地元を盛り上げたい」とオーナーの1人として今年5月に開店。店内には聖沢選手のサイン入りユニホームなども展示してある。26日は、優勝を期待して集まった楽天ファンらが大型テレビ3台で野球中継を一喜一憂しながら観戦した。 七回、聖沢選手が四球を選んで出塁したことを機に楽天が逆転すると、店内は一気に優勝ムードに。田中将大投手が打者を三振にして優勝が決まると、客たちは「うおー」と叫びながら跳び上がって大喜び。店は祝いのシャンパンを振る舞った。 同店オーナーの1人で、松代高野球部コーチとして聖沢選手を指導したことがある熊木宏行さん(38)=長野市松代町=は「聖沢選手は高校時代からプロで大成する選手と信じてきた。よくやったの一言です」と満面の笑み。 聖沢選手の後援会は優勝を記念し、27日午後5時から同店前で祝い酒を振る舞う。(長野県、信濃毎日新聞社)
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