「山の日」制定願い、松本で山岳フォーラム

　山の魅力を発信し、全国統一の「山の日」制定に向けた機運を盛り上げる「岳都・松本『山岳フォーラム』２０１３」が１６日、松本市のまつもと市民芸術館で２日間の日程で始まった。初日は安全登山セミナー、親子で山登りを楽しむ方法を学ぶ講座などがあり、大勢でにぎわった。 　松本市や北アルプス山小屋友交会、信濃毎日新聞社などでつくる実行委主催で３回目。安全登山セミナーでは、北ア南部地区山岳遭難防止対策協会の山口孝救助隊長、穂高岳山荘スタッフの宮田八郎さん、県警山岳遭難救助隊松本班の岸本俊朗班長が山岳遭難の実例を紹介し、「ヘルメットをかぶることで命が助かるケースが多い」などと説明した。 　１７日は、小中高生による登山スタイルのショーや、登山家岩崎元郎さんの講演、山の魅力について山岳関係者らが意見交換するパネル討論などを予定している。ホール外では、山を題材にした写真や絵画、冒険家の故植村直己さんが使っていた登山道具などの展示もある。入場無料。（長野県、信濃毎日新聞社）