松商学園野球部100年の歩み　23日に記念展開催

　今年が創部１００周年に当たる松商学園高校（松本市）硬式野球部の記念展が２３日、同校歴史栄光室で開かれる。このほど完成した「松商野球部百年史」（５千円）の頒布や、百年史に掲載した貴重な写真の展示もある。 　戦後の監督で、春夏計９回甲子園に導いた故胡桃沢清さんのコーナーを用意。「学生野球の父」と言われる早大野球部の飛田穂洲（すいしゅう）から胡桃沢さんに送られた励ましの手紙、胡桃沢さんの指導内容を部員が記録した日誌などを展示する。 　写真展では、１９２８（昭和３）年の夏の甲子園で優勝し、松本に戻ったナインを一目見ようと押し寄せた市民の様子など約５０枚を展示する。午前１０時からは「写真で語る松商野球の百年」と題し、野球部ＯＢで百年史編纂（へんさん）委員会委員長を務めた宮坂真一さん（８８）による解説もある。展示以外も含め、約１５０枚を紹介する。 　編纂委の窪田文明副委員長（６５）は「編さん作業を通して多くの資料や写真が集まった」と話している。記念展は午前９時半から午後３時半。無料。問い合わせは同校（電話０２６３・３３・１２１０）。（長野県、信濃毎日新聞社）