松本市の７０代の男性弁護士が依頼人から預かった遺産を着服した疑いが強まっていることが１９日、県弁護士会の複数の関係者への取材で分かった。同会は２０日、長野市の県弁護士会館で記者会見を開き、詳細を説明する。
関係者によると、男性弁護士は遺産相続に関わる相続金を着服した疑いがあり、金額は少なくとも１千数百万円に上るとみられている。金融機関から引き出し、依頼主に渡すべき現金を着服したという。県弁護士会はこの弁護士について、懲戒委員会で審査しているが、処分はまだ出ていない。
県弁護士会の諏訪雅顕会長（諏訪市）は取材に「事案については現時点で答えることはできない。会見で正確に説明したい」としている。（長野県、信濃毎日新聞社）
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松本の弁護士、着服疑い 依頼人の遺産1000万円超か
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