県内にやってきた熊本県の人気キャラクター「くまモン」が21日、上伊那郡南箕輪村の大芝高原で村のイメージキャラクター「まっくん」とともに、住民と触れ合った。自治体などのPRキャラクターがインターネット投票で人気を競う「ゆるキャラグランプリ」で、2011年にくまモンは1位、まっくんは最下位。相反する「日本一」の共演に、集まった人たちが歓声を上げた。 くまモンとまっくんは、南箕輪村南原保育園の園児らとチューリップの球根を植え、「くまモン体操」を披露。村によると、まっくんはこの日のために練習を重ねた。伊那市美篶の主婦(31)は「生でくまモンを見られた」と興奮気味だった。 まっくんは昨年のグランプリで865のキャラクターのうち48位と大躍進したが、今年は地元での活動を大切にしようと「不出馬」に。最下位を逆手に取った独自路線で地元では絶大な人気を誇るが、この日は1位の貫禄にやや押され気味だった。同保育園の毛利結衣ちゃん(6)は「でもまっくんの方が好き」。(長野県、信濃毎日新聞社)
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