上伊那農業高校(南箕輪村)で30日、竹筒でバームクーヘンを作る公開講座があった。バームクーヘンの断面が木の年輪のように見えることもあり、「里山体験」と銘打って企画し、地域の子どもら10人ほどが参加。直径2~3センチの竹筒に生地を付け、同校で作られた炭を使ってじっくりと焼き上げた。 生地は、ホットケーキ粉、牛乳、卵、バター、砂糖などを混ぜ合わせて手作り。お玉で竹筒に流しかけ、炭火の上でくるくる回した。少しずつ焼き色を付けるにつれて、周囲にほんのりと甘い香りが広がった。 母親と参加した伊那市美篶保育園年中の稲村青奈ちゃん(5)は焼くのに熱中し「面白くて、いい匂い」。出来たてを口にして「軟らかくておいしい」とうれしそうだった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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