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しなの鉄道「北しなの線」 事業許可を6日に申請

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 2015年3月の北陸新幹線(長野経由)長野―金沢間開業に伴い、JR信越線長野―妙高高原(37・3キロ)をJR東日本から引き継ぎ「北しなの線」として運営する県の第三セクターしなの鉄道(上田市)は3日、北しなの線の鉄道事業許可を6日に国土交通省北陸信越運輸局(新潟市)へ申請すると発表した。6日は延伸区間の新潟、富山、石川の各第三セクター運行会社も申請する。新幹線の開業準備が進む一方、並行在来線として経営分離される三セク鉄道の準備も本格化する。  しなの鉄道によると、申請内容は2012年3月に決定した「長野以北並行在来線経営基本計画」を踏まえた。長野を起点、妙高高原を終点とし、所有する鉄道施設の概要を記載する。収支は毎年3~4億円の赤字が発生するものの毎年4億円強と見込む国からの財政支援により経営は成り立つ―との内容の収支見通しも示す。同社の北しなの線開業準備室によると、本年度内に許可を受け、来年度から開業に向けた運行指令システム改修などに着手する考え。  県境付近の豪雪地帯を走る北しなの線開業に向け、同社は現在、運転士2人、技術職員4人がJR東に出向、長野―妙高高原間の運転や保線技術などの研修を受けている。北しなの線開業で増やす車両を留置するための線路を戸倉駅(千曲市)に新設中だ。  運賃は篠ノ井―軽井沢間のしなの鉄道線と同一とする方針。同距離のJR運賃と比較すると、定期券を除く一般乗車で平均1・24倍、通勤定期1・49倍、通学定期1・61倍高い。同社は運賃について14年秋をめどに認可申請する予定。県は同社や沿線自治体、住民組織を交えた運営協議会を本年度内に設立し、利用促進の取り組みも加速させる。(長野県、信濃毎日新聞社)


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