日本気象協会長野支店(長野市)は4日、県内4地点の来春の花粉飛散予測を発表した。飛散量は、長野、松本、飯田は「やや少ない」、上田は「少ない」と予測した。 予測はスギとヒノキが対象。飛散量はそれぞれ例年(過去10年の平均)と比べ、長野が55~80%、上田が45~70%、松本が60~90%、飯田が70~105%と予測した。 同支店によると、一般的に前年の夏が日射量や日照時間が多く、雨が少ないと花芽が多くつくられ、花粉の飛散量が増える。長野は夏に雨の多い時季があり、松本は日射量が少なめ、上田は日射量と日照時間がともに少なめだった。飯田は平年並みの気象条件で近隣の傾向を見て判断した。飛散量が多い年の翌春は飛散量が少ない傾向があるとし、今春の飛散量が多かったことも踏まえたという。 スギの飛散開始日は、飯田が2月下旬ごろ、長野、上田、松本が3月上旬ごろ。ピークは、長野、上田、松本が3月下旬~4月下旬、飯田が3月中旬~4月中旬と予測している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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