信越総合通信局(長野市)は11日、来年2月ごろ打ち上げ予定の信州製超小型人工衛星「ShindaiSat(シンダイサット)」(愛称・ぎんれい)に搭載したアマチュア無線局と、長野・松本両市に設置した地上局の計3局に予備免許を出した。信州大(本部・松本市)などの衛星プロジェクトは、無線を通じて衛星の管制やモールス信号でのやりとりなどをする。 プロジェクトを中心に進めている同大工学部の中島厚特任教授によると、地上局は長野市若里の工学部キャンパス内と、衛星開発に携わる企業などでつくる「信州衛星研究会」の松本市の個人会員宅に設置した。衛星搭載の無線局の呼出符号(コールサイン)は「JR0ZST」。 信越総合通信局は、衛星が軌道投入された後、動作確認などを経て本免許に切り替えるとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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