県は来月7日、県職員を目指す女子学生らを対象にした就職ガイダンスを初めて開く。「女子会」と銘打ち、出産、育児と仕事との両立などについて、女性職員と対話する機会も設定。女性の受験者を増やすことで、採用の増加につなげたい考えだ。 県によると、県は行政・財政改革方針などで女性職員増加を目指している。4月時点で、女性職員(警察官や教員を含む)の割合は32・9%。課長級以上の管理職もわずか3・0%にとどまる。毎年実施している採用試験(大卒程度)の申込者に占める女性の割合も、近年は増加傾向にあるものの、3割程度で推移している。 県はこれまでの就職ガイダンスで、女性専用の相談ブースを設けるなどしてきた。今回は、ガイダンスの参加者を女性に限定。人事委事務局は「育児に関わることなど、多くの女性が聞きたいことがより聞きやすくなるのではないか」としている。 当日は、加藤さゆり副知事が県職員として働くことの魅力について、若手と中堅の女性職員4人が就職活動の苦労話や仕事のやりがい、出産・育児と仕事の両立などについて話す。個別相談会も設定している。 「女子会」は県庁議会棟4階で、午後1時から4時半。定員80人。希望者は県ホームページの「電子申請」から申し込む。問い合わせは県人事委員会事務局(電話026・235・7465)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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