第8回全国高校生英語ディベート大会(全国高校英語ディベート連盟主催)が14日、2日間の日程で松本市の松本大学で始まった。県内を含む全国64校から約370人の生徒が参加し、「日本政府は輸入米の関税を撤廃すべきか」をテーマにした討論で英語力を競った。 大会は過去最多の34都道府県の代表校が参加。初日は予選を行い、県内からは県大会を勝ち抜いた伊那北、松本県ケ丘、松本深志、長野西の4校が出場した。それぞれ4人一組の2校が、賛成と反対に分かれて対戦。計40分間、互いに英語で主張の根拠を述べたり、質疑応答をしたりした。英語教員などが論理性や発言の的確さなどを評価して勝敗を決めた。 この日、各校は予選4試合を対戦。生徒たちは準備してきたメモを発音やアクセントに気を付けながら読み上げたり、相手校の発言を熱心に書き写したり。「関税を撤廃することで国内の農業が衰退する」「撤廃すれば国内経済が活性化する」などと時折、手ぶりを交えて熱戦を繰り広げた。 松本深志の2年小西桜子さん(16)は「チーム全員が初出場で緊張したが、他県の高校生と交流ができて楽しかった」と話していた。15日は全校が予選5試合目を行い、勝ち抜いた上位8校がトーナメント方式で優勝校を決める。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧