JR東日本が、新幹線新型車両「E7系」を来年3月15日から長野新幹線の東京―長野間で1日7往復(上下14本)で営業運転させることが20日、分かった。まずは3車両(1車両12両・定員934人)導入。2015年3月の金沢延伸に向けて、車両が完成するごとに現行のE2系から切り換えて、運行本数を増やしていく。 長野新幹線は現在、14車両(1車両8両)があり、通常ダイヤでは1日28往復していて、4分の1程度の車両がE7系に切り換わることになる。1車両当たりの輸送人員はE2系(630人)の約1・5倍に増える。長野寄りの先頭車両は、グリーン車よりもさらにゆったりしたグランクラス(18席)となる。 長野―東京間を運行する列車愛称はE7系も現行と同じ「あさま」となる。 E7系は、金沢まで延伸する北陸新幹線(長野経由)向けにJR東日本と西日本が開発した新型車両で、長野新幹線に先行導入する。今月15日から、軽井沢―長野新幹線車両センター(長野市)間で試行運転をしている。最高営業速度は時速260キロで現行と変わらない。(長野県、信濃毎日新聞社)
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