オリックス金子投手、長野で充実のシーズン報告

　プロ野球パ・リーグの最多奪三振投手に輝いたオリックスの金子千尋投手（３０）＝長野商高出身＝のファンクラブが主催する報告会が２１日、長野市のホテルで開かれ、２０１０年の最多勝に続くタイトルを獲得した金子投手が充実したシーズンを振り返った。 　北海道や熊本県から駆け付けたファンを含む約１５０人の会員が参加。クラブの諏訪部信男会長（８０）＝長野市＝が「来季は優勝と沢村賞を手に入れてほしい」と激励し、高校時代の恩師の山寺昭徳さん（６８）＝上田市＝は「楽天のマー君（田中将大投手）を上回った成績もある。球界のエースに成長してくれた」とたたえた。 　１５勝８敗の今季は、リーグ最多の２００奪三振をマーク。春季キャンプ中に右肘を痛めながら、投球回数２２３回1/3、１０完投、防御率２・０１と、プロ８年目で最高の成績を残した。「最も縁がないと思っていた最多奪三振のタイトルを取れたのは自信になる」と金子投手。「来年はチームが優勝できるよう、最多勝や最高勝率のタイトルを目指したい」と目標を語ると、参加者から大きな拍手が起きた。（長野県、信濃毎日新聞社）