諏訪郡下諏訪町のゴスペル歌手小松チヒロさん(31)が指導する四つのゴスペルグループが23日、合同コンサートを岡谷市で開いた=写真。黒人霊歌を源とする宗教歌ゴスペルの魅力をアピールしたいと初めて企画。諏訪地方や松本市、上伊那地方などの約50人が出演し、迫力ある歌声で計14曲を披露した。 出演したのは、諏訪地方が拠点の3グループと伊那市を中心に活動する1グループ。映画「天使にラブ・ソングを」の挿入歌「ヘイル・ホーリー・クイーン」や、ゴスペルの代表曲「マイライフ・イズ・イン・ユア・ハンズ」などを次々と歌い、リズムに合わせて楽しそうに体を揺らしながら声を合わせた。 最後は出演者全員で、歌う喜びを表現した曲「アイ・シング・ビコーズ・アイム・ハッピー」を合唱。伸びやかな歌声に、約500人の観客から大きな拍手が起こった。 出演者50人規模のゴスペルコンサートは、諏訪地方では珍しいという。司会を務めた小松さんは「感無量。毎年続け、いつでもどこでもゴスペルが聞こえてくる地域にしたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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