別所線でサンタトレイン運行　腹話術やクリスマスソング楽しむ

　上田電鉄別所線を支援する上田市のグループ「別所線の将来を考える会」は２３日、別所線の電車内で乗客に腹話術やクリスマスソングを楽しんでもらう「リトルサンタトレイン」を催した。 　市内で塾を経営する「考える会」代表の竹田貴一さん（５９）＝上田市中之条＝がサンタクロースの衣装を着せた愛用の腹話術人形「タケちゃん」を抱え、上田駅で乗車。腹話術で「メリークリスマス」と声を掛けながら、子どもたちにおもちゃや筆記用具をプレゼントした。上田駅長の春原貞良さん（６６）のハーモニカ演奏に合わせて「ジングルベル」などを歌い、終点の別所温泉駅までの約３０分、５０人ほどの乗客を楽しませた。 　リトルサンタトレインは６年目。乗るのは３回目という関口拓斗ちゃん（５）＝同市中之条＝はタケちゃんの手を握りながら「この前、妹が生まれたんだよ」、父親の会社員和也さん（３３）は「ローカル線を盛り上げるすごくいい取り組み。また乗りたくなる」と話していた。（長野県、信濃毎日新聞社）