「山ガール」ブームの火付け役になった松本市在住の漫画家鈴木ともこさん(36)が、「松本だるま」を題材に手拭いをデザインした。企画、販売を手掛ける同市本町商店街の販売促進グループ「松本本町ルネサンス倶楽部」が24日に初披露。年明けから、販売を希望する本町商店街の店で発売する。 松本だるまは繭に似た形と、麻で作る眉とひげに特徴がある。2011年に都内から松本市へ移り住んだ鈴木さんは、「ほっぺと眉がモフモフして愛らしい」と、松本だるまに一目ぼれ。自宅に大小3体を飾っているほか、知人にもプレゼントしているという。 本町商店街のオリジナルグッズを作りたい―という同倶楽部から、10月に松本だるまを題材にした手拭いのデザインを依頼されて快諾した。 白地に紅色でデザインした手拭いは、風合いが出るという手染めで仕上げた。眉や目の形を微妙に変え、多彩な表情の松本だるま22体を並べた。鈴木さん自身をモデルにした「ともこキャラ」を2カ所に配し、松本から見える常念岳の稜線(りょうせん)を歩く姿も描いた。 手拭いに「ENJOY!MATSUMOTO」とのメッセージも記した鈴木さんは「手拭いを通して松本の魅力を発信したい」と話している。1枚840円。問い合わせは本町商店街振興組合事務所(電話0263・36・1121)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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