佐久市鳴瀬の「千曲川スポーツ交流広場」で23日夜、マレットゴルフ場のスチール製ロッカーから出火し、中にあった塩化カルシウムが入った袋やトイレットペーパーなどを焼いた事件で24日、佐久署員ら10人余が実況見分をした。このマレットゴルフ場では、今月に入ってカップの位置を示すポールやコースの案内看板が壊されるなどの被害が続出。佐久署が、23日の火事も含めて器物損壊の疑いで調べている。 捜査員は24日午前9時半ごろから約1時間半にわたり、23日夜に内部が燃えたロッカー付近や、同日朝に焼けたベンチの状況をあらためて調べた。このほか、24日夜は一帯を署員が巡回した。 佐久署などによると、23日に火事が起きる前の今月11日朝、マレットゴルフ場の二つのコースでカップの位置を示すポール計10本が折られたり、紛失しているのが発見された。14日には、看板が壊されていたのも見つかった。 同署によると、いずれも、人為的に折られたり壊されたりしていたという。佐久市マレットゴルフ連盟によると、過去にも看板がコース脇にある池に投げ込まれたり、コースのネットが燃やされたりする被害があった。 同連盟会長で佐久市根々井の須藤光夫さん(81)は「非常に不安なので、早く犯人が捕まってほしい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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