茅野市金沢小学校の校庭に今季もスケートリンクが完成し、26日、リンク開きがあった。ここ数日、氷点下10度を下回る冷え込みが続き、コンディションは上々。今では少なくなった「校庭リンク」で同小スケートクラブの26人が早速初滑りを披露し、氷を蹴る音を響かせた。 夜明け前の午前5時、児童や保護者、リンクを管理する金沢体育協会の関係者ら計約70人が集合。安全祈願の神事の後、1~6年生の児童が1周約230メートルのリンクを滑った。氷点下8度の身を切るような寒さにも、児童たちは元気いっぱい。6年生の下島優季さん(12)は「500メートルで50秒を切る目標に向かって頑張りたい」と話した。 金沢小に校庭リンクが造られるようになったのは1959(昭和34)年。今年は12月1日に散水を始め、氷の厚さは約10センチ。昨年より2日早いリンク開きとなった。同協会長の野口茂和さん(54)は「いい仕上がりになった。冬季五輪を目指し、ここで力を付けてほしい」と話していた。 リンクは2月1日までの午前8~10時と午後6時半~8時半に誰でも利用できる。12月31日と1月1日は開放しない。(長野県、信濃毎日新聞社)
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