サッカーJ2松本山雅FCの反町康治監督(49)が26日夜、松本市のまつもと市民芸術館でトークショーを開いた。集まった約1600人のサポーターらを前に、7位と健闘した就任2年目の戦いの舞台裏や来季の展望を語った。 昨年に続き2回目。今回はサッカーの奥深さや楽しさを伝えようと、松本市出身のスポーツライター元川悦子さんらと話しながら、ミーティングで使っている映像や資料を映して対戦相手の分析結果を試合にどう生かしているのか解説した。試合の映像を示して得点につながった選手の動きを丁寧に説明し、「練習以外の時間は分析に費やしている。こうした地道な努力の積み重ねが大事」と強調した。 後半は来場者からの質問に回答。8月にJ1湘南から期限付き移籍加入し、来季の契約が注目されている岩上祐三選手(24)の去就について問われ、「まだ決まっていないが、来季も一緒にやりたい戦力。本人も前向きに検討しているし、期待してもらっていいかな」と答えた。 安曇野市の大浜悦子さん(46)と風生(ふき)さん(12)の親子は「試合前にこんなに映像を見て分析することを知ってびっくりした。これからはサッカーの見方が変わりそう」と話していた。 チームは来年1月15日に始動。反町監督は「最大限の努力で最大限の結果を得たい。ずっと上位にいられるような試合を続け、6位以内に入りたい」と目標を語った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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