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安曇野市豊科地域の「線引き」廃止 県都計審が議決、全国10例目へ

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 県都市計画審議会(高井新太郎会長)は7日、県庁で開き、安曇野市で豊科地域だけに残る、都市計画法に基づき市街化区域と市街化調整区域を区分する「線引き」の廃止を議決した。県は、国の同意を得て来年1月に決定告示する予定。線引き廃止は全国で10例目になる見通し。  県都計審は同日、合併前の旧5町村域ごとの都市計画区域を「安曇野都市計画区域」に統合、その保全方針を定めることも議決した。  市は2008年、旧5町村ごとに異なる開発や保全の在り方を、線引きでなく、市の独自条例で統一する方針を決定。11年4月の条例施行と同時の線引き廃止を県に求めてきたが、国の同意が得られず、1市2制度の状態が続いてきた。  線引き廃止について県は議案で「都市計画区域全体の統一した土地利用規制、誘導を図るため」と説明。宮沢宗弘市長は取材に対し「税の軽減など生活に影響するので、市民に説明していきたい」と話した。  国土交通省によると、都道府県が線引きの改廃を決められるようになった01年の改正都市計画法施行以降、線引き廃止は香川県高松市、沖縄県南城市、岐阜県本巣市、山口県下関市など計9例ある。(長野県、信濃毎日新聞社)


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