松本市で活動する童謡、唱歌の愛好家団体「童謡唱歌・歌うモナミ」と「神林ひばりの会」が5日、同市Mウイングで「歌い初め会」を開いた。会員外の参加も呼び掛け、計約100人が大きな声で一緒に歌った。 多くの人に童謡や唱歌に触れてもらおうと、昨年に続いて企画した。曲目は文化庁が定めた「日本の歌百選」から選んだ「お正月」「春が来た」「ずいずいずっころばし」など約30曲。両団体を指導する藤沢良彦さん(77)=松本市神林=が各曲の特徴を解説して「アクセントをきちんと付けて」などと助言し、参加者たちは気持ち良さそうに歌っていた。 会員外で参加した安曇野市の主婦(75)は「知っている曲ばかりで懐かしい気持ちになり、大きな声で歌った」。藤沢さんは「近年は童謡や唱歌が歌われる機会が減っている。童謡、唱歌の素晴らしさを若い世代に伝えたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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