2月のソチ冬季五輪に出場するスピードスケート女子の小平奈緒選手(27)とショートトラック女子の酒井裕唯(ゆい)選手(26)の激励会が6日、両選手ゆかりの茅野市であった。市や市スケート協会など23団体でつくる「市出場選手後援会」が主催。地元の小中学生や選手の関係者ら約300人が会場の市役所に集まり、「金メダル目指して頑張って」とエールを送った。 小平選手は茅野市出身で相沢病院(松本市)所属。諏訪市出身の酒井選手は高校1年の時、茅野市に転居し、現在は日本再生推進機構(東京)に所属している。共に2大会連続の五輪出場となる。 小平選手は「世界で一番スケートが好きだという気持ちをむき出しにして、ソチのリンクを駆け抜けたい」と力強く決意表明。「この舞台に立てるのも地域の人たちに育ててもらったおかげ。五輪が終わったら笑顔でここに帰ってきたい」と話した。合宿で出席できなかった酒井選手はビデオレターを寄せ、「幼いころから市のリンクで練習を積んで強くなれた。3000メートルリレーはメダルが期待されているので、みんなの力を結集して頑張りたい」と語った。 地元小中学生が花束や寄せ書きを書いた色紙を小平選手に手渡し、市木遣保存会が木やりを響かせた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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