長野地方気象台は27日から、低温による災害が予想される日の前日に発表する「低温注意報」の発表基準(気温)を引き下げる。現行基準は設定から30年以上たち、住宅などの低温対策が進んで注意報が出ても被害がない場合もあるため。また、全県一律だった基準を北部、中部、南部に細分化する。 現在、平地は氷点下11度以下、高冷地は同17度以下となる場合に注意報を出しているが、新基準では、北部は全域で同14度以下、中部は平地で同14度以下、高冷地で同21度以下に引き下げる。南部は現行基準のままとする。 気象台は低温による災害として、市町村が把握している水道管凍結の発生状況などを調査。被害が出た気温や回数などから新基準を決めた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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