木曽郡木曽町三岳の西野川右岸の崖に、今冬も「白川の氷柱群」が姿を現している。7日の同町福島の最低気温は氷点下12・0度で、この冬一番の寒さ。まるで白い牙のような氷柱は、寒さが厳しさを増すにつれてさらに太く長く成長し、今月下旬にピークとなる見込みだ。 氷柱群は約250メートルにわたって続き、高さは最大で約50メートルになる。近くの温泉旅館「けやきの湯」によると、氷柱ができ始めたのは昨年12月初めごろ。例年よりやや早く、「ここ最近の寒さでさらに成長してきた」とする。 7日は撮影する写真愛好家の姿も目立った。町観光協会などは11日から、午後5時半~9時半に一帯をライトアップする予定。2月中旬ごろまで、闇夜に浮かぶ氷の造形も楽しめる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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