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橋桁劣化、架け替えへ 平谷の国道153号「靱第1溝橋」

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 国土交通省飯田国道事務所(飯田市)は、下伊那郡平谷村靱(うつぼ)にある築40年余の国道153号「靱(うつぼ)第1溝(みぞ)橋」(12・5メートル)について橋桁劣化に伴う架け替え工事を行う。1968(昭和43)年度~2002年度に道路改良を実施した飯田市松尾上溝―同郡根羽村の直轄管理区間49・1キロで、橋の架け替えは初めてとみられる。築40年を超える橋は着実に増えることから、同事務所は補修が必要となる橋も増えていくとみている。  同事務所管理第2課によると、靱第1溝橋は72年に完成。同事務所の職員が一昨年5月のパトロールで橋の路面に穴が開いているのを見つけ、路面をはがしたところ、橋桁の一部がもろくなっているのが判明。もろい部分を削り補強する対策を取ったが、橋桁は橋の土台のため、応急措置ではなく架け替えを決めた。原因としては、水を含むと膨張しやすい石材が使われていた可能性があるという。  同事務所の唐沢良治副所長は「もっと早く見つけられたら―との思いがある。日々のパトロールに努めていく」と話している。  同事務所は今月10日~3月31日、橋を含む区間を片側交互通行にして架け替え作業を行う。通行車両は工事中、脇に設ける仮設道路を通る。  同事務所の国道153号直轄管理区間には長さ2メートル以上の橋が89カ所ある。同事務所は2日に1回のパトロールや5年に1回の点検を続けている。本年度の補修対象となった橋は11カ所に上る。アスファルト下のコンクリートが傷んだケースが多いという。(長野県、信濃毎日新聞社)


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