JFLのAC長野パルセイロが、薩川了洋監督(40)と来季の契約を結ばないことが7日、分かった。既に薩川監督には通告しており、選手やチームスタッフにも同日、伝えた。薩川監督は18日のリーグ最終戦まで指揮を執り、今季限りで退任する。後任は未定。 薩川監督は就任3年目。1年目にチームを北信越リーグ1部からJFL昇格に導き、2年目の昨季は、JFL新規参戦チームでは過去最高となる2位の好成績を残した。今季は天皇杯全日本選手権でJ1札幌を破り、リーグ戦でも2試合を残して既に3位以上を確定させた上、優勝の可能性も残している。 クラブ幹部は監督交代の理由について「成績は申し分ない。来季以降のクラブのビジョンを考えて総合的に判断した」としている。 静岡県出身の薩川監督は、横浜フリューゲルスと柏レイソルでJリーグ通算311試合に出場。2005年に現役引退し、柏の普及部コーチなどを経て08年にAC長野のコーチに就任。10年から監督を務めている。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧