食べごろミカン、親子でチョキン　千曲の観光農園

　千曲市屋代の観光農園「あんずの里アグリパーク」のビニールハウスで、ミカン狩りが本格化している。９日は冷たい雪が降ったが、温められたハウス内では親子連れなどが黄色く色づいたミカンの収穫を楽しんでいた。 　広さ約３千平方メートルのハウスには、収穫時期が異なる４品種、計約４００本のミカンが植わっている。パイプにお湯を通して内部を温めており、夜間でも室温は８度ほどだ。 　この日、初めてミカン狩りをした千曲市小船山の中村蒼太君（３）は、母親に枝を押さえてもらってはさみでチョキン。友達の長野市篠ノ井御幣川の関優樹君（３）とベンチで早速頬張り、「おいしい」と笑顔を見せた。 　同農園は２０１２年にミカン狩りを始めた。小林正代専務（６５）は「この地域でミカン狩りをできる場所は珍しく、新潟県からのお客さんも多い」と話している。２月中旬まで楽しめる。（長野県、信濃毎日新聞社）