佐久市の中込小学校3年竹組の児童30人が8日、浴衣や甚平姿で、近くにある1875(明治8)年建築の国重要文化財・旧中込学校で授業を受けた。総合的な学習の一環。子どもたちはちょっぴり「明治」を意識しながら、そろばんを習ったり、唱歌を歌ったりした。 最初の算術ではそろばんを学習。地域のそろばん教室に通う林良優(りょうま)君(8)と宇山虎二郎君(9)が他の児童に使い方を説明した。音楽の授業では、はかま姿の担任の尾台弘枝教諭(38)が弾く旧中込学校のオルガンに合わせ「故郷(ふるさと)」「紅葉(もみじ)」などを元気良く歌った。 小学校でふかしたサツマイモや、家から持参したおにぎりを昼食で味わった後、同校内を「探検」して学校の歴史を学び、校舎内を清掃。山本雄大君(9)は「昔の学校で勉強するのは初めて。とても楽しかった」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧