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「寒の土用」ウナギに感謝 岡谷市で供養祭

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 岡谷市のうなぎ料理店などでつくる「うなぎのまち岡谷の会」は、同会が創設した「寒の土用丑(うし)の日」の18日、ウナギの供養祭を同市の岡谷湖畔公園で開いた。感謝の気持ちを込め、諏訪湖にウナギを放流。同市名物のうなぎ料理を味わおうと、料理店も客でにぎわった。  会員ら約10人が公園内の「寒の土用丑の日発祥の地記念碑」前で一礼。続いて、地元の子どもたちも加わり、順番にバケツに入ったウナギの稚魚と成魚計約50匹を諏訪湖に放した。  近年は全国的にウナギの稚魚の不漁が続いている。同会によると、ウナギの仕入れ値は昨年から高止まりの状態。会長の今野利明さん(45)は「各店が頑張って(価格を抑えて)販売している」。2月11日には岡谷市総合体育館で恒例の寒の土用うなぎ祭りを開き、うな丼を千円で販売する。今野さんは「冬は脂が乗ってウナギがおいしい時期。イベントなどを開いて盛り上げたい」と話している。  諏訪湖畔で今野さんが経営するうなぎ料理店では18日昼、うなぎ料理の注文が次々と入った。家族4人で訪れた岡谷市神明小1年の富山鈴香さん(7)は「おいしくていい匂いがした。幸せ」と話し、かば焼きを頬張った。(長野県、信濃毎日新聞社)


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