2月7日開幕のソチ冬季五輪で、スピードスケート日本代表がレースで着用するスーツが18日、長野市のエムウェーブで発表され、県勢の菊池彩花選手(富士急・佐久長聖高出)や高木菜那選手(日本電産サンキョー)ら女子団体追い抜きに出場する4選手が着心地を語った。 黒と金色のデザインの路線は前回のバンクーバー五輪と変わらないが、金の鮮やかさは抑えられ「いぶし銀のような輝き」と日本スケート連盟の鈴木恵一副会長。製作したミズノによると、空気の流れや動きやすさを向上させるため、背中の一部に細かい突起のある生地を使い、スーツ全体に使った生地の数も前回の53枚から40枚にして縫い目を減らした。肩甲骨の周りや膝下には柔らかい生地を使った。 選手は採寸から試着まで済ませており、リンクで試走した高木選手は「カーブで脚のクロスがしやすかった」と歓迎。菊池選手は「ソチで思い切り滑りたい」と強調した。2人のほか、田畑真紀選手(ダイチ)、押切美沙紀選手(富士急)も出席した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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