北安曇郡小谷村伊折地区で、特産の「雪中キャベツ」を雪の中から掘り出す収穫体験が行われている。村観光連盟がツアー客を募り、19日は雪が降りしきる中、約20人が1メートルほど雪を掘って一つずつ取り出した。 強い甘みが特徴で、食べてみたいという人で月末までの予約はほぼ埋まっている。参加者は地元の農家に手ほどきを受けながら、キャベツに傷をつけないようにスコップで丁寧に掘り起こした。収穫後は古民家を改装した近くの体験交流施設「ゆきわり草」でキャベツを生で味わったり、鍋料理にして食べたり。 初めて食べたという松本市里山辺の主婦大久保紀子さんは「大福の皮のように甘い。苦味やあくがなく、感激した」と驚いていた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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