小諸署敷地内に侵入容疑、少年逮捕　オートバイで「挑発」

　小諸署は８日未明、正当な理由がないのに同署敷地内にオートバイで侵入したとして、東御市の無職少年（１８）を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、少年は「（同署を）挑発しに来た」と供述している。 　午前１時半ごろ、署の敷地内にオートバイ数台が侵入。エンジンを吹かして建物の前を走り、いったん敷地外に走り去った。当直勤務の署員らが警戒していたところ、午前２時ごろになって数台が再び署に接近。署員が建物から出たところ、ほとんどは走り去った。 　だが、既に敷地内に入り込んでいた少年１人が逃げ遅れて建物裏手へ回り込み、高さ約２メートルの斜面から誤ってオートバイごと転落。転倒したところを署員が取り押さえたという。同署によると、少年にけがはなく、犯行動機などを調べている。 　同署にはここ数カ月、騒音をまき散らして走るオートバイに関する通報が毎週のように寄せられており、逮捕した少年と関連があるかどうかも調べる。（長野県、信濃毎日新聞社）