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たき火自粛、県が佐久地方で一部解除 小諸などには継続要請

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 県環境部は8日、東京電力福島第1原発事故を受け、昨年11月に県内全市町村に要請して県民に呼び掛けた落ち葉を使ったたき火などの自粛について、小諸市、北佐久郡軽井沢町、同郡御代田町を除く佐久地方8市町村に対しては解除したと発表した。小諸市など3市町では、公園などで採取した落ち葉から1キロ当たり40ベクレルを上回る放射性セシウムを検出し、自粛継続を要請した。  佐久地方以外の東北信地方の全市町村と、東北信より放射性セシウムの汚染度が低い中南信地方の6カ所でも調査を進めており、結果に応じて自粛要請を解除する。  国は落ち葉の放射性セシウム濃度の指標を示していないが、県はまきの指標(1キロ当たり40ベクレルを超える場合は流通・使用できない)を準用している。  佐久地方では全11市町村の公園など16カ所で10月22~26日に落ち葉を集め、県環境保全研究所(長野市)で測定。小諸市保健センターで放射性セシウム134と同137を1キロ当たり計54ベクレル、軽井沢町の追分中央公園で同263ベクレル、同町の湯川ふるさと公園で同103ベクレル、同町雲場公園で同129ベクレルを検出。御代田町の龍神の杜公園で同83ベクレル、同町のやまゆり公園で同128ベクレルを検出した。残り10カ所は40ベクレルを下回った。  県は昨年、文部科学省の航空機による放射線量モニタリングの結果、佐久地方の群馬県境でセシウムの沈着量が比較的高かったため、全県に落ち葉を使ったたき火や焼き芋の自粛を呼び掛けた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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