育てていたサツマイモ約100キロが10月末に盗まれた安曇野市明科南保育園の園児が8日、松本ハイランド農協が運営する近くの農産物直売所「ファーマーズガーデンあかしな」の畑でサツマイモ掘りをした。盗難を知った同直売所が「収穫を楽しんで」と、試験栽培をしている芋畑に園児たちを招いた。 園児約100人は、盗難について「泥棒に取られた」「モグラだよ」などと話しながら夢中になって掘り、1本ずつ袋に入れて持ち帰った。 直売所の金子正志さん(57)は「笑顔が最高」。片桐厚子園長は「子どもたちは社会に守られて生きていると再確認した」と話していた。同園には、県内外から励ましの手紙や、15日の焼き芋大会だけでは使い切れないほどのサツマイモが届いているという。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧