任期満了に伴う下伊那郡阿智村長選は21日告示され、新人で前飯田商工会議所事業課長の熊谷秀樹氏(45)=無所属、智里=のみが立候補し、無投票で同氏の初当選が決まった。県市町村課によると、県内市町村長では、佐久市の柳田清二市長(44)に次いで2番目に若い。 同村春日のみなみ信州農協阿智支所で開いた選挙結果の報告会で、熊谷氏は「身の引き締まる思い。歴史と伝統ある阿智村を守り、発展させたい」と抱負を述べた。取材には「行政経験がないことを不安に思う人もいると思うが、新しい発想で村職員の意識改革などに取り組みたい」とし、村民主体の村づくりや産業振興などを掲げた。 熊谷氏は昨年12月に立候補を表明。ほかに出馬を模索する動きもあったが、実現しなかった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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