22日午前1時ごろ、上伊那郡辰野町平出の中央道下り線辰野パーキングエリアに入る減速車線分岐付近で、駒ケ根市赤穂の会社員渋谷暁(あきら)さん(33)の軽ワンボックス車が緩衝用のクッションドラムに衝突し、本線上に出ていた渋谷さんが後方から来た大型トラックにはねられた。渋谷さんは伊那市内の病院に搬送されたが、同2時13分に頸髄(けいずい)損傷で死亡が確認された。 県警高速隊は、自動車運転過失傷害の疑いで大型トラックの運転手新谷昌幸容疑者(41)=松江市=を現行犯逮捕。容疑を同致死に切り替えて調べている。 同隊によると、渋谷さんはクッションドラムに衝突後、車を移動させようとしたが、車体後部が別の大型トラックと接触し、車外に出ていた。当時は曇りで、路面は湿った状態だったという。 この事故で、中央道下り線諏訪インター―伊北インター間と、長野道上り線塩尻インター―岡谷ジャンクション間が、それぞれ午前6時半まで通行止めとなった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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