上水内郡飯綱町の霊仙寺湖が全面結氷してワカサギの穴釣りシーズンを迎え、平日も多くの客でにぎわっている。今年は雪が少なく、冷え込みも続いたため、例年より2週間ほど早い17日に解禁された。23日は県内外から60人ほどが訪れて氷の穴から釣り糸を垂らし、次々とワカサギを釣り上げていた。 霊仙寺湖の観光施設を管理する「オーガニックリゾート」(飯綱町)によると、この日の氷の厚さは25センチほど。湖上には風を防ぐ色とりどりのテントが並んだ。長野市の会社員岩松健太さん(24)は「ワカサギは釣って楽しく、食べておいしい。氷の上での非日常的な体験がたまらない」と話していた。 同社は毎年春に600万匹分のワカサギの卵を放流している。今年は1日で800匹ほど釣り上げた人もいるという。 穴釣りは2月中旬ごろまで。平日は午前7時~午後1時、土日祝日は午前6時~午後1時。入漁料は大人600円、中学生以下300円。問い合わせはオーガニックリゾート(電話026・253・3210)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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