共産党県委員会の今井誠委員長(69)=長野市=が退任し、後任に現書記長の鮎沢聡氏(49)=岡谷市=が就く方向であることが25日、分かった。鮎沢氏は26日に松本市で開く県党会議で、県委員の互選により委員長に決まる見込み。今井氏は党国会議員団北陸信越ブロック事務所(長野市)の所長に就く予定だ。 鮎沢氏は大阪府枚方市出身で、信州大理学部中退。諏訪・塩尻・木曽地区委員長や県委員会副委員長を経て、2012年10月から書記長。鮎沢氏は取材に「互選で決まることなので、現段階ではコメントできない」としている。 今井氏は1990年8月に委員長に就任。取材に対し、「これまでの経験を生かし、(国会での)議席獲得に努力していく」と話している。 18日まで静岡県熱海市で開いた共産党大会で、鮎沢氏は中央委員に新任され、今井氏は中央委員を退任して名誉役員となっている。26日の県党会議では、副委員長、書記長、常任委員の人事も決まる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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