J2松本山雅FCは25日、松本市のまつもと市民芸術館で新体制発表会を開き、今季のスローガンを「One Soul~走力×創力×総力~」と発表した。大月社長は「J1昇格プレーオフに進む6位(以内)が目標。三つの“そう力”を掛け合わせて大きな力に変えたい」と決意表明した。 今季のシーズンパス購入者のうち抽選に当たった約1500人が来場。新戦力9人を含む31選手が1人ずつ入場し、決意や抱負を述べるたびに会場が揺れるような声援が送られた。ひときわ大きな歓声を受けたのは、松本市出身でJ1名古屋から移籍加入した元日本代表の田中。「最高です」としびれた表情で話し、「最後まで諦めず、山雅らしく一緒に戦っていきましょう」と呼び掛けた。 15日に始動したチームは、静岡県御殿場市を拠点に行った8日間の1次キャンプを前日終えたばかり。反町監督は「心身とも、この3年間で1番良い仕上がり。最高の準備をして開幕を迎え、最初の10試合で上位に入っていたい」と、強化が順調に進んでいることを強調した。 昨季は7位でJ1昇格プレーオフ進出を逃しただけに、選手からはJ1昇格に向けた強い決意が聞かれた。今季から完全移籍する岩上は「全員が一つの気持ちを持つことが必要」。選手会長に就任した喜山は「J1昇格の目標を達成するために毎日の練習を大事にしていく。最後にみんなで笑えるように頑張る」と誓っていた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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