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アユの稚魚、出荷始まる 下諏訪の県水産試験場

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 県内で唯一、アユの採卵とふ化、育成事業を手掛ける諏訪郡下諏訪町の県水産試験場諏訪支場アユ種苗センターで28日、稚魚の出荷が始まった。出荷時期は例年並みで、成育状況も順調という。3月末までに県内の中間育成業者(養殖業者)4社に計約130万匹を出荷する予定だ。  昨年10月に約3500万粒を採卵し、約2週間でふ化。自然の環境に近づけるため人工海水で育て、徐々に淡水に慣れさせた。現在は全長約6センチ(体重1グラム)ほどに成長。養殖業者の下で全長約10センチ(同10グラム)まで育て、県内各地の漁業協同組合に販売する。4~6月には河川に放流され、アユ釣りや漁の解禁を迎える。  この日は、飯田市の天竜養魚場が約10万匹を購入。センター内の飼育池からバケツでトラック荷台の水槽へと積み込んだ。県内でも近年、細菌の感染でアユの体表に穴が開く「冷水病」が発生しており、養魚場でも消毒作業を徹底しているという。  天竜養魚場代表の棚田健治さん(45)は「水産試験場のアユは動きもいいし、見た目もきれい。放流まで順調に育ってほしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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