上田市教育委員会は28日、上田市中丸子の丸子学校給食センターの男性パート職員がノロウイルスに感染したため、センター業務を休止したと発表した。丸子地域の小中学校計6校は同日、急きょ用意された小麦粉の丸いパン1個と牛乳のみの給食となった。29日は再開する予定。 市教委によると、市内2カ所の別の給食センターで先週、職員のノロウイルス感染が相次ぎ判明したことを受け、27日に丸子学校給食センターの全職員21人を対象に検査を実施。28日朝に感染が分かった。男性職員は調理担当で27日も勤務していたが、自覚症状はなかった。28日はセンターを消毒した。同日現在、給食が原因とみられる児童の感染報告はないという。 上田市生田の丸子北小学校では同日の給食で、児童たちが「(パンの量が)足りないけれど仕方ないね」などと言いながら頬張っていた。 3カ所ある同市の給食センターの全てで職員のノロウイルス感染が判明したことについて、市教委は「全職員を検査した結果であり、早めに対応したことで集団感染は防げた。定期的に検査をするかは今後の検討課題にしたい」(教育総務課)としている。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧