ソチ冬季五輪スノーボードクロス女子に出場する藤森由香選手(27)=小県郡長和町出身=の壮行会が31日、母校の東海大三高校(茅野市)であった。恩師や生徒たちが寄せ書きした応援旗を受け取った藤森選手は「これまでに身に付けた技術を発揮すればメダルは夢じゃない」と健闘を誓った。 藤森選手は、日本選手団の公式ブレザーを着用し、生徒と教職員計約600人が集まった体育館に入場。生徒会長の2年大槻遼太君(17)が「五輪に出場する先輩を生徒一同応援しています」と激励。小池直幸校長は「生徒、教職員、地元からの応援を8千キロ離れたソチまで届けたい」とあいさつした。 藤森選手は、練習中の転倒でレース直前に棄権した前回2010年バンクーバー大会を振り返り、「どん底を味わい、次の一歩が踏み出せなかったが、その時の悔しさから必死に競技に取り組んできた」「ソチでの目標はメダル獲得。16日の決勝を皆で観戦してほしい」と話した。 東海大三高女子サッカー部の1年今井彩夏さん(16)は「私もけがをしてつらい時期だけれど、先輩の話を聞き頑張らないといけないと思った」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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