民主党県連は1日、所属国会議員や県議らによる拡大常任幹事会を長野市内で開き、8月の任期満了に伴う知事選への対応を検討するため、2010年の前回選で推薦した阿部守一知事(53)の1期目を検証する「検討委員会」を設置した。 冒頭以外は非公開。委員長に就いた羽田雄一郎代表代行(参院県区)が会合後、記者会見した。「われわれが応援して4年間務めた知事。われわれにも大きな責任がある」と説明。県議らも加わる検討委では、阿部県政の4年間や、本年度からの県政運営の新指針「総合5か年計画」に基づく取り組み状況を検証するとした。 阿部知事が再選出馬を表明した場合の対応について、羽田氏は「前回推薦したから今回も、という(単純な)話にはならない」と述べ、1期目の成果に対する評価を踏まえて推薦の可否などを決めるとした。 北沢俊美代表(参院県区)はあいさつで「阿部知事が何をし、どんな課題が残っているか検証する。けじめをつけて緊張感のある支援態勢を整えたい」と述べた。 拡大常任幹事会では、3月23日告示、30日投開票の上田市長選に3選を目指して出馬表明した現職母袋創一氏を前回選に続き推薦すると決定。また、15年春の統一地方選での党勢拡大に向け党員・サポーターを増やすことなども決めた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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