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4農協が合併検討 ながの・北信州みゆき・須高・志賀高原

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 ながの(長野市)、北信州みゆき(飯山市)、須高(須坂市)、志賀高原(下高井郡山ノ内町)の北信地方4農協が合併を検討している。組合員の高齢化や人口減少が進む中、各農協の農業施設を効率的に利用するなどして農家の収入増につなげる狙い。今後、合併の是非について組合員の意向を聞き、方針を決める。  4農協は昨年10月、合併を視野に入れた「組織再編検討委員会」を発足。営農指導や共済、信用など各事業別に、各農協の幹部職員らが合併した場合の影響を協議する専門部会を設けた。各農協は今月、組合員との懇談会を開いて経過を説明し、合併の是非について意向を調べる予定。  4農協の組合員数は2013年2月末現在で合計5万8469人、農産物の取扱高は合わせて258億1300万円。ながの農協によると、この枠組みで合併すれば、「県内最大規模で全国有数」の事業規模となるという。  合併検討の背景には、人口減に伴う事業規模の縮小や、安い海外産農産物との競争も心配される環太平洋連携協定(TPP)交渉に対する危機感がある。稼働能力に余裕が出ている各地の選果施設や、穀物の乾燥調整貯蔵施設を有効利用する方針だ。  北信地方には4農協のほか、グリーン長野(長野市)、ちくま(千曲市)、中野市の3農協がある。志賀高原農協は、中野市農協との合併を計画したが、03年の同農協の臨時総会で否決され、実現しなかった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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