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Channel: 信濃毎日新聞
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人工衛星打ち上げに向け実験 駒ケ根工業高、千畳敷で電波受信成功

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 高校生の作る小型人工衛星の打ち上げを構想している全国工業高等学校長協会(会員校614校)は9日、富士山5合目付近から全国の協力校38校に向けた電波受発信実験を2日間の日程で始めた。県内では唯一、駒ケ根工業高校(駒ケ根市)が参加。機械科の3年生4人が標高約2600メートルの中央アルプス・千畳敷に受信機を置き、モールス信号の受信に成功した。  実験は、人工衛星との電波のやりとりなどが想定されるため、高校生たちに関心を持ってもらおうと企画した。  同校の生徒は、地面と水平に長さ2メートル余のアルミ素材のアンテナを設置。富士山がある南東方向に向けてアンテナを上下左右に微調整すると、受信機がかすかな音で反応した。受信したデータ信号をアルファベットの文字列に変換し、パソコン画面に表示する実験は成功しなかった。  10日午前も千畳敷で受信を試みる。馬場啓輔君(17)は「よりはっきり受信できるようにしたい」と話し、衛星の研究にも意欲を見せていた。  同協会は、創立100周年の2019年までの衛星打ち上げを目指している。会員校の生徒や教諭らと衛星開発もしていく意向だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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