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県宝など指定を諮問へ 柳沢遺跡出土品や古型マンモス化石…

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 県教委は9日、中野市の柳沢遺跡の出土品201点を県宝に、飯田市の南本城(みなみほんじょう)城跡を県史跡に、佐久市の中部横断道臼田トンネル工事現場から出土した古型(こけい)マンモス化石49点を県天然記念物にそれぞれ指定するよう県文化財保護審議会に諮問すると決めた。  県教委文化財・生涯学習課によると、柳沢遺跡では弥生時代の水田域、祭祀(さいし)域、墓域、居住域の遺構が確認され、青銅器(銅戈(どうか)と銅鐸(どうたく))や土器などが出土。「西日本中心とされた青銅器を用いた農耕祭祀の文化が、北信濃にもあったことを示す資料として重要」としている。出土品は県の所有で、県立歴史館(千曲市)に保管されている。  飯田市座光寺の南本城城跡は、伊那谷で一般的に見られる河岸段丘上の平地を利用した城郭とは異なり、急傾斜を利用した軍事的性格が強い。出土品などの状況から15世紀後半~16世紀末ごろまで使われたとみられる。  佐久市の古型マンモス化石は、2008年に県内で初めて出土した約100万年前の歯や牙で、同市の野沢会館に保管されている。同じ古型マンモスの複数の部位がまとまって出土したのは国内初で、学術的な価値が高いとされ、同市天然記念物にも指定されている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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