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段ボール製一眼レフカメラ、諏訪地方の5社開発 4月にも発売 

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 段ボール箱製造の林紙器製作所(岡谷市)など諏訪地方の5社が、段ボール製の「一眼レフカメラ」を開発した。手動のシャッターで感光紙に20~30分露光させ、画像を青く浮かび上がらせる仕組み。個性的な作品を目指す愛好者向けに4月にも発売する。交換レンズ式や、カラー写真が撮れるカメラの商品化も今後計画。カメラなど精密工業で栄えた諏訪のものづくりのアピールも狙う。  商品名は「DanCam(ダンカム)」。試作品は幅16・4センチ、高さと奥行きが17センチ。レンズからの像をファインダーに送るための反射ミラーを内蔵する。林紙器製作所と特殊レンズ製造のフィット(諏訪郡下諏訪町)が設計を担当。13~16日に横浜市で開くカメラ・写真映像分野の展示会「CP+(シーピープラス)2014」に出展する。価格は未定。  段ボール製カメラの商品化を発案したのは、諏訪地方の商品を販売するインターネットショップ「商人堂(あきんどう)ネットショップ」を運営するNPO法人維新塾(岡谷市)の有志。ダンカムを第1弾に「MonoGo(モノゴ)」のブランド名で、諏訪地方ならではの商品展開を企画している。法人設立など販売態勢も4月までに整える計画だ。  有志の1人でデザインなどを手掛けるアイズ(岡谷市)の今井隆宏社長は「諏訪地方の下請け製造業には閉塞(へいそく)感もある。地域性のある独自商品で利益を生み出したい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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