福島県などで開かれた第63回全国高校スキー大会で、20年ぶりに男子総合優勝を果たした中野立志館高校(中野市)スキー部は10日、優勝の報告会を同校と中野市役所で開いた。優勝カップや賞状を手にした部員は、同校体育館や市役所前を行進し、在校生や市職員から大きな拍手を受けた。 部員24人のうち、クロスカントリースキーの選手12人が参加。同校の報告会では、吹奏楽部の演奏とともに体育館に入場し、生徒約700人が迎えた。田中直人総監督(52)は入賞した選手4人を紹介し、「走る直前までスキー板を調整して支援するなど、部員全員の力で優勝することができた」と話した。 今回は、前身の中野実業高校が1992~94年に3連覇して以来の総合優勝。主将の3年渡辺瑛仁(あきひと)君(18)=下高井郡山ノ内町=は「3連覇を再び達成し、さらに記録を塗り替えられるよう、後輩たちに頑張ってもらいたい」とあいさつした。 市役所では、市職員ら約180人がスキー部員を歓迎。池田茂市長は「言葉で言い尽くせないほどうれしい。4年後の韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪に出場できるよう、ますます頑張ってほしい」と激励した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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