2015年3月完成予定の長野市の新市民会館開館に向けたプレイベントの第1弾「ながのでうたうとなりのトトロ」が11日、市若里市民文化ホールであり、親子連れら約600人が童謡やクラシックの演奏に聞き入った。 新市民会館を運営する市文化芸術振興財団の主催。第1部は、副館長でファゴット奏者の山上貴司さん(長野市出身)らがドボルザークの「家路」などを演奏した。第2部は、新市民会館芸術監督の作曲家久石譲さん(中野市出身)の長女で歌手の麻衣さんが出演し、童謡7曲をメドレーで披露。また、久石譲さんが音楽を手掛けたアニメ映画「となりのトトロ」に使われている曲を、長野市民合唱団コールアカデミーと一緒に歌い上げた。 家族で来た長野市裾花小4年の吉村朋華(ともか)さん(10)は「トトロは大きくてかわいいので好き。歌を聞いてお話が思い浮かんだ」と話していた。 市文化芸術振興財団などでつくる実行委は新会館が開館する15年に、久石さん企画による「こけら落としコンサート」などを計画している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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