県農政部は12日、8日を中心にした全県的な大雪による農業被害の追加集計をまとめた。農業用ハウスの損壊や野菜、花の被害は22市町村で計約3460万円に上り、10市町村で計約1410万円としていた10日時点の集計から被害規模が拡大した。 降り積もった雪の重みでパイプハウスが倒壊したり骨組みが曲がったりした生産施設の被害は341棟で計約3290万円。耐用年数内のハウスだけを対象に被害算定した。耐用年数を超えて損害を受けた施設もあり、実質的な被害はさらに大きいとみられる。 農作物被害は駒ケ根市、上伊那郡の飯島町、中川村、宮田村の4市町村であり、ホウレンソウやコマツナ、チューリップなどで計約170万円だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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